見付かぼちゃ復活

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見付かぼちゃ復活 「鈴木文雄さんの一途な思いがやっと形になりましたね。」

 見付かぼちゃの復活は、昨日(9月3日)新聞各社の報道により、既にご承知の方も多いと思います。
 明治時代から見付地域一帯で盛んに栽培されていた、見付の伝統野菜で、古くからの日本かぼちゃの一種です。
 戦後、西洋かぼちゃの甘みに押され、衰退して行きましたが、町づくりに熱心な鈴木さんは、何とか見付かぼちゃを復活させ、見付の町に元気を取り戻したいとの一念から、地道な調査研究や試験栽培、各方面へ協力者を募ったりと、弛まぬ努力を続けてきました。

 一昨日、見付かぼちゃ復活の発表会が、見付公民館で開かれ、地元の和菓子店や洋食レストランの協力で、見付かぼちゃを素材としたお菓子や料理が振舞われたことは、報道されたとおりです。
 
 復活「見付かぼちゃ」 磐田で発表会≪静岡≫
 伝統の味「見付かぼちゃ」復活 磐田で発表会≪中日≫
 「見付カボチャ」復活へ お菓子の加工や料理に≪毎日≫

実はこの日の午後、私は「遠江地産地消研究会」の一員として、同じ見付公民館の料理実習室を使っていたのですが、この発表会のことを事前に知っていれば、参加できたのにと、ちょっと残念でもありましたが。

 
見付かぼちゃを手に鈴木文雄さん 鈴木さんとは、平成17年度の静岡県民カレッジ地域学講座を一緒に取り組んできた。その地域学講座は、終了後、その時のイベントの名前をそのまま会の名前とし、「ゆ・びプロジェクト」いう名前で今も活動中。地域学講座が終了後も活動を続けているケースは非常に稀だという。最近は、見付かぼちゃに忙しい鈴木さんは、ゆ・びプロジェクトの活動には余り顔を見せなくなっていたが、今回の「復活」により、その努力は実を結んだ。ゆびプロの仲間も、皆喜んでいるに違いない。

 私も、嬉しさの余り久々に電話をしてみた。
 「文雄さん、おめでとうございます。愈々やりましたね。努力が実りましたね。」
 返ってきた文雄さんの声は詰まっていた。
 「ありがとうございます。みんなのお陰ですよ。これからどんどん普及させなければ・・・。」と今後に向けての意気込みを語ってくれた。

 扱ってくれるお店や飲食店をどんどん増やし、栽培してくれる人もどんどん増やし、今は普及の時だから、欲しい人には無料で差し上げている。
 「いや、それではいけません。お金を取っていただかないと、続きませんよ!」
と言って、大きいのを一つ分けて貰った。

 さて、この「見付かぼちゃ」、どんな料理で皆さんのお口に届くのか。
 この秋、磐田市城之崎に開店する新しい料理屋でも、味わって貰いましょう。
 (只今、料理屋「ぎょゆう」(仮称)開店準備中です。)



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