今年の見付天神裸祭

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毎年旧暦8月10日直前の土曜日を例祭日として行われる、国指定重要無形民俗文化財・見付天神裸祭。今年は最低限の神事のみ、最少人数で行う事が決まりました。

新型コロナウイルス感染拡大のさ中、見付天神裸祭保存会では、繰り返し審議を重ね、5月31日に臨時拡大理事会を開き、各論ある中、断腸の思いで最終決断に至ったのだそうです。(鈴木保存会長談)

見付天神裸祭は、祭事始から還御に亘る全ての神事が密を避けられないため、大変残念ながら、氏子の参加や一般の見物もありません。

実施する神事は、
 ・祭事始(元宮天神社) 
 ・大祓い(福田海岸)
 ・矢奈比賣神社例祭(見付天神)
の二つのみ

密接や密集を避けるために、見物はご遠慮くださいとのこと。

矢奈比賣神社

磐田市見付地区では、
3月の見付交流センター祭りの中止を皮切りに、
4月のいわた大祭りが中止になり、
10月末の見付宿たのしい文化展も、早々に中止が発表されました。

夏越しの大祓いは、一般の祭典参列は無く、各自自由に茅の輪をくぐってのお参り。
祇園祭は御神幸中止。

何もかもが中止・中止、自粛・自粛で、
気持ちまでが沈んでしまいそうな昨今ですが、
梅雨入りギリギリのタイミングで、奉仕作業はしっかりやります。
茅の輪づくり、梅の収穫、垣根剪定、側溝・境内清掃

奉仕作業が楽しみに感じるのは、
コロナのお陰でしょうか。




 

裸祭ガイドブック、27年度版発行!

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裸祭ガイドブック’27

 裸祭ガイドブック、平成27年版が発行されました。

 今年の「受け継がれる伝統の技」は、三番触の役割その一。
 「昔のまつり物語」、今回は江戸時代の裸祭の記録②、文政六年(1823年)に、森町村天宮神社の宮司、中村乗高氏が著した「事実證談」(ことのまことあかしがたり)に記されている「見付天神裸祭」について、紹介されています。

 「外国人の女性からみた裸祭」として、裸祭の研究に来日されている、メキシコ人のマリア・イバリ・オルテガさんへの取材記事も是非読んで頂きたいところです。

 参加や見物についての注意点も詳しく載っておりますので、必ず目を通しておいて頂きたいものです。

 
 裸祭ガイドブックは、見付地区の商店でお求め頂けますが、遠方の方へは、保存会のホームページでもご案内させて頂いております。




 

見付天神裸祭映像記録DVD、頒布開始

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昨年度に制作された、見付天神裸祭映像記録の完全版DVDが、本年度より頒布を開始いたしました。
ご希望の方は、見付天神裸祭保存会のホームページよりお申込み下さい。(以下の画像をクリック)







要約版▼が、既にyoutubeで公開中ですので、参考にしてください。





 

裸祭ガイド付き見学会が、今年初めて行われる

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見付天神裸祭・ガイド付き見学会案内ページ

 今年初めての試み。
 見付天神裸祭保存会では、ガイド付きの見学会を実施する。
 
 東西に長い見付の宿場通り。
 同時進行で数々の見所が各所に点在する。
 1年の祭で全ての見所を網羅できるわけではないが、この見学会は、知らなければ見落としがちな見物のポイントを、裸祭を熟知した専門のガイドが案内してくれると言うものだ。

 参加費用は、200円の裸祭ガイドブックを購入するのみ。ガイドブックの価格が200円だから、実質無料と言うことだ。
 希望者は、あらかじめ申込が必要。 申込は、当日正午締め切り
 保存会事務局では、WEBサイトからの申込を呼びかけている。
 
 9月11日(土)午後9時、見付馬場町のいこい茶屋へ集合。


 

ワークショップ見付天神裸祭、開会

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 石川保存会長の挨拶で始まった、第1回ワークショップ見付天神裸祭。
 午後1時から4時45分まで、豊富な内容で、居眠りも出来ないまま時間が過ぎた。

 名古屋大学大学院研究員の谷部氏によれば、見付天神裸祭は、研究者の間では、以前からとても有名な祭であった事と対照的に、祭愛好家の新尺氏によれば、祭愛好者の間では殆ど知られていない祭だったようだ。

 まちづくりの権威、飯田市の高橋寛治氏の講演では、日本型共同体社会の再生には、祭が重要な役割を担うだろうということを示唆していた。

 



 

裸祭を知ろう

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裸祭ワークショップのチラシ 長い歴史と伝統を受け継ぐ見付天神裸祭。その価値や意義については、地元見付の住民ですら、十分な理解が出来ていない。
 多くの人と、裸祭の価値や意義を共有することにより、将来のまちづくりや人づくりに役立てたいと企画されたのが、「ワークショップ見付天神裸祭」

 裸祭に関心のある全ての人なら参加できる。

 今月25日(日)、ワークピア磐田で開催。

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■日時:平成22年7月25日(日)午後1時より
■会場:ワークピア磐田(多目的ホール)地図はこちら
■内容:
<第1部>「裸祭を知ろう」
「裸祭りを知る」・・・スライド映写にて説明
「見付天神裸祭」・・・名古屋大学大学院文学研究科グローバルCOE研究員 谷部真吾氏
<第2部>「裸祭を生かそう」
・講演「街づくりと見付天神裸祭」高野山町副町長高橋寛治氏
・パネルディスカッション「まちづくりと見付天神裸祭の活性化」
≪展示≫
「昔の裸祭の写真」エントランスホール
「舟屋台」ワークピア磐田入口(雨天中止)
■入場料:無料
■主催:見付天神裸祭保存会
■後援 :磐田市 磐田市教育委員会 磐田市観光協会
■お問合せ:見付天神裸祭保存会事務局・0538-32-2349(福代)




 

警固長会議 (見付天神裸祭)

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 東中区警固長会議では、梯団の動きを中心に、保存会の決定事項や、昨年の反省点を踏まえながら、各町の行動や、時間毎の人の位置や動きを細かく決めていく。

 東中区梯団は、見付天神裸祭4梯団の中で最大規模の集団。その統率の難しさは並大抵ではない。
 12日(土)には、梯団会議が行われ、警固長会議での決定事項が、各町警固に通達される。後は各町での細かな調整がなされ、裸祭当日に向けて着々と準備が進められていく。

 今年の「見付天神裸祭」は、
 ●祭事始め:9/20(日)
 ●浜ゴリ:9/23(水)
 ●御池の清祓い:9/25(金)
 ●大祭:9/26(土)~27(日)

詳しくは、http://hadakamatsuri.jp/で!



 

本年度版「はだかまつりガイドブック」

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 平成21年度版・はだかまつりガイドブックが、磐田市見付地区の各店舗で、1冊200円で販売中。
 今年の警固長を中心に、各祭組の紹介のほか、神輿番の役割、寄稿文、昔の裸祭などの特集記事も充実している。


 

裸祭ガイドブック、平成20年版発刊

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 裸祭ガイドブックの本年度版が発行された。
 歴史や日程、梯団・祭組の紹介、交通規制や参加の心得など、参加や見物に必要な情報のほか、「見付天神裸祭」をより深く知ることが出来る、屋形船を連ねて浜へ下った昔の浜垢離の様子や、先供の役割などについても分かりやすく書かれている。
 女性から見た裸祭や、参加した子どもたちの感想文などもあり、読み応え十分の内容となっている。

【販売場所】磐田駅前の観光案内所・見付地区の街並み案内処・矢奈比賣神社(見付天神)社務所・見附いっぷく処
【価格】1部200円






 

見付天神裸祭・東中の大合流

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東中梯団合流東中梯団合流

 御瀧車(宿町)を親町とする東中区の梯団は、元々は5町だったが、北部地区4町、今之浦地区の2町が加わり、今では11町を数える大梯団である。
 東中では、親町が小路から出てくる各町を迎え入れる形で徐々に練りの規模を拡大して、梯団を構成して行く。
 御瀧車は、見付宿場通りを練りながら東進し、天白小路で川龍社(中川町)、龍王社(今之浦五丁目)が合流。その後西に向かい、清水小路で、清水(清水町)、龍宮社(新通町)、大乃浦(今之浦四丁目)が加わる。
 新たに祭組が加わる時には、親町は練りの進行を止め、辻口に留まり激しく練りながら迎える。参入する祭組の方は、通りから一定の距離を置き、警固長による提灯の合図の下、堰を切ったように突入して行く。まるで緩やかな流れの支流から、大河川の激流に踊りこむ稚魚の如く。
 こうして段々規模を拡大しながら、東へ折り返し、最後に地蔵小路で地脇(地脇町)、元宮社(元宮町)、美登里(美登里町)、北見(北見町)、緑ヶ丘(緑ヶ丘)の5町が一気に合流し、梯団が結成される。
 この地蔵小路での合流が、道中での見所の一つとなっている。
 6町と5町、2つの梯団がぶつかり合うほどの大規模な合流。以前、受け入れる側が3町だった頃は、十分に受けきれず、道路の端まで飛ばされたり、露店へそのまま突っ込んだりということもあった。
 何とかこの場面を最もりあげたいと、昨年から、清水小路での合流を早め、6町で受ける様にした。しかし、昨年は間合いを外してしまい、期待通りの見せ場を作れなかった。突入側にも、血気に逸る裸衆を間合いが取れるまで抑えきるにはどうするかという悩みもある。
 新たな試みは、試行錯誤を必要とするものだ。今年はどういう仕上がりを見せるか楽しみだ。

 地蔵小路での合流は、9月15日(土)45分頃。地図はこちら

★見付天神裸祭の詳しい情報