大先輩からの年賀状

カテゴリー │拓大

『今年九十六歳になりますが、この年になってこんな末世的な世に出会おうとは・・・。
イラクの混迷を見るにつけ、日本の将来を憂えずには居られません。
今を去る五千乃至六千年前、チグリス・ユーフラテスの流域、メソポタミアの平原に於いて、世にバビロンと謡われた絢爛たる文化の華を開いた栄光の民族が、今のイラクの姿にならうとは、誰が想像したでしょう。
日本もイラクの二の舞を演じないという保証はないのです。
自由はよいとして、殺人・強盗・詐欺・横領まで自由になった様な現状・・・。
人間性を失った魔の十六歳。小学幼女の惨酷。親が子を子が親を殺傷する異常。老人、弱者を狙う悪徳業者。信義なき財界の経済行為。官界の不正腐敗。国権を侵されても毅然たる対応できない政府。若い男性に家庭を持つ元気なく、女性は子を産み育てることをやめ、人口減は国力の低下を来たし、日本語を軽んじて矢鱈とカタカナ語を使用することが知識人と心得ている人種。ニートやフリーターは言わずもがな、一億総無気力の日本は、既に亡国の道を辿り始めたのでは・・・。
今こそ百年先を見通した「後藤新平」の様な大政治家の出現を願うや切。』

いつも先輩からの年賀状に目を覚まされる思いをする。
バブル経済と言われた一つの時代が過ぎ、今は心のバブル時代か?
明日の日本はどこへ行く?
上滑りの空虚な風潮を、今こそ見直すべき。

今年は、新しく正しい風を起こしたい。



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この記事へのコメント
押忍!
昨年は、お世話になりました。
今年は、
今までの自分を脱ぎ捨て、自己改革に挑みます。
Posted by エイド at 2006年01月04日 14:32
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    コメント(1)