店の中の北軽井沢・浅間山

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北軽井沢・浅間山

 店(旬の味処魚有)に入って正面左手の壁に、油彩画を飾らせて頂いております。
 「北軽井沢・浅間山」

 北軽井沢の浅間山は、日本最初の本格的なオートバイレース(全日本オートバイ耐久ロードレース。通称浅間高原レース(後に浅間火山レース))が行われた土地。オートバイ産業の集積地である此処遠州とは、深い所縁があります。
 浅間火山(高原)レースで磨かれた技術が、その後のオートバイ産業の発展に大きく貢献したことは、周知のことと思います。このレースで華々しいデビューを果たした、当時新規参入のヤマハ発動機の、本社の直ぐ近くのこの店に、この絵を飾らせていただくことは、一つの意義があると思っています。

 この絵を描かれたのは、大村春夫さんです。大村さんとは、一昨年の夏、北軽井沢で知り合い、その後親交を重ねています。
 大村さんは、春から秋にかけては、北軽井沢一匡邑の別荘で過ごし、雪が降り始める頃、浜松市の自宅に戻って冬を過ごします。毎年秋には、浜松市中区の天神蔵ギャラリーで個展を開くので、浜松周辺では、ご存知の方も多いことと思います。

 昨秋、天神蔵ギャラリーの個展を訪れ、乞うてこの絵を譲って頂きました。
 オートバイ文化を育てた聖地・北軽井沢と、オートバイ産業を育てた遠州を結ぶ絆として。そして、心の交流が、人や物の交流に、文化の交流に繋がっていくようにと念じて。