遠江企画

　この度の東日本大震災（東北地方太平洋沖地震）を受け、本日、いわた大祭り実行委員会の理事会が開催され、今年の「遠州大名行列・舞車」の中止が決定されました。
　
　≪いわた大祭り実行委員会ホームページ≫
　
　犠牲者の皆様、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
　被災者の皆様、心よりお見舞い申し上げます。

　我々いわた大祭り実行委員会は、今年の「遠州大名行列・舞車」に向けてきたエネルギーを、被災地への支援に切り替えます。同じ国民として心を一つにし、精一杯の支援をして参ります。

　私も、この会の一員として理事会に出席し、意思決定に係わっております。出席者の多くの方の意見が一致し、この決定となりました。

　しかし同じ催しを毎年繰り返すのではなく、毎年異なる趣向で企画するこの催し、特に富士山の日制定を記念する今年の「遠州大名行列」は、来年には使えない企画となってしまった。中学生だけで構成する大名行列も、一生に一度だけの機会、半年間続けた努力を生かす場所はもう無い。そういうことを思うと、縮小した中でも何らかの形で実施したいという意見も少なからずありました。痛みを伴う決断であったことも此処に記しておきたいと思います。

　私たちの身近にも、被災者の家族の方たちが生活しております。決して他人事ではありません。
　「実家の両親とは未だに連絡が取れていないよ。」
　「昨日従兄弟が遺体で見つかったって・・・」
　「叔父さんが一人まだ行方不明なんだ。」
　そんな声を耳にしています。
　心の痛みを分かち合い、僅かな支えとなればと、祈り続けております。

　私の関係する幾つかの団体も、この２日間に会合を開き、義捐金の募集や、支援の仕方なども話し合っております。支援の輪はどんどん広がっております。