2006年01月08日22:10 吉村みどり・バルバラを歌う カテゴリー │芸術・文化 吉村みどりさんのコンサートが、浜松勤労会館で行われた。 新年の道路渋滞により遅れて着いた我々を待っていたのは人の波。 後ろの扉を開けて入れば、見えるものは人の頭ばかり、体を斜めにして僅かにできた隙間から、吉村さんのステージ第1部を見た。この盛況を素直に喜ぶ。 後半は、脇の通路に座り込んでじっくり聞いた。 バルバラ。 15年前、浜松アリーナの文化面での杮落としに行われたバルバラのステージを見た。死に直面した切実な内容の歌が多く、フランス語がわからない私ですら、重苦しい気持ちになったのを思い出す。この時が最後の来日となり、数年後にバルバラは他界した。 そのバルバラの歌を、吉村流に歌いこなした数々からは、その時ほどの重苦しさは感じられない。フランス人と日本人の死生観の違いなのか。 語りかけるようなシャンソンの特徴を、吉村さんはうまく生かして、聴衆の心をつかんだ。 Tweet Share on Tumblr コメント(1) 芸術・文化 画像一覧