見付寄席 年に一度、磐田ゆかりの寄席芸人が勢揃い

河東一九郎

2018年10月21日 09:00


 今月の最終土日曜日には、「第17回見付宿たのしい文化展」が開催されます。
 2日目の日曜日には、大見寺で行われる恒例の「見付寄席」。今年で14回目を迎えます。
 年に一度、磐田にゆかりのある4人の寄席芸人の皆さんが全員揃うのは、この見付寄席だけなのです。
 豊浜(旧福田町)生まれで、中泉は西新町育ちのベテラン落語家・三遊亭圓王さん
磐田南高・名古屋大卒、昭和52年 三遊亭圓窓に入門、昭和53年 落語協会脱退、昭和55年 落語協会復帰・前座、昭和57年 二つ目・新窓 昭和62年 円弥門下に移籍、平成7年 真打・圓王。趣味:少林寺拳法、ポリネシアンダンス、珠算、寄席文字、ビデオ、将棋、外国旅行ほか。アマチュア落語グループ「三遊会」主宰 。独演会「圓王百席」年2回開催

 生まれは東京だけど、本籍はずっと何百年も磐田にある、中堅の実力派講談師・神田鯉風さん
中大法学部中退、平成2年7月 講釈師・神田小山陽(現・三代目神田松鯉)に一番弟子として入門、平成3年春 前座に昇進、平成5年秋 二ッ目に昇進、平成15年秋 真打に昇進、「神田鯉風」を襲名。趣味:酒、バイク、スポーツ観戦。FM鴻巣フラワーラジオ「なぞの金曜日」メインDJ

 刑部島出身で浜工ラグビー部OBの三笑亭可風さん
平成6年 先代古今亭志ん馬に入門「志ん吉」に、師匠没後小笠 原・父島でウミガメの調査を経て、平成14年九代目三笑亭可楽 に入門し「可女次」に 。平成19年二ツ目昇進。平成28年5月真打昇進、「可風」に改名 。第8回さがみはら若手落語家選手権で優勝 。NHKラジオ「日曜バラエティー」レギュラー出演(平成23年度まで)など。

 大久保の大藤団地出身で磐田農高卒の三遊亭楽八さん
舞台役者などを経て、平成25年2月 六代目三遊亭円楽に入門、前座名「楽しい(らっしい)」、平成28年4月 二ツ目に昇進 「楽八」に改名

 会場は、見付交流センター(旧公民館)前の大見寺(だいけんじ)という浄土宗のお寺の大広間をお借りしています。

 大見寺は、正和4年(1315年)開創と伝えられる浄土宗知恩院の末寺で、当初は裁判小路の奥にありましたが、徳川家康公から領地が寄進され、天正年間に現在の地へ移転しました。
 境内には、遠江今川氏が築いた旧守護所、見付端城の土塁の跡や、江戸時代の万治年間に大見寺に滞在した、107代後陽成天皇の第8皇子、良純法親王の供養塔、世界で2番目に有人飛行を達成した鳥人幸吉こと浮田幸吉の墓などがありますので、落語鑑賞の傍ら、境内を散策されるのも一興と思います。(※見付宿に来たのは、2代目備考斎ではないかと、『鳥人幸吉見付終焉説』には否定見解もあります。(詳しくはNeoぱんぷきんをご参照ください))

見付寄席の詳細情報

●日時:2018年10月28日(日)
   昼席:13:00~、夕席:16:00~

  • ●会場:大見寺
       〒438-0086 静岡県磐田市見付2510-1
       静銀見付支店北・見付交流センター前
    ●出演:三遊亭圓王、神田鯉風(講談)、三笑亭可風、三遊亭楽八
    ●木戸銭:一般2,200円(前売・予約2,000円)、学生1,500円、小学生500円、未就学児童は保護者同伴で無料
    ●前売ご協力店:丸中大橋商店(宿町)、高桑時計店(宿町)、井口製菓(宿町)、又一 庵見付本店(西坂町)、染と織まるなか(加茂川通り)、玉華堂今之 浦本店(今之浦四丁目)、天天(城之崎一丁目)、いいとこまんぢゅう (大久保)、Café処すず木(下本郷・JR豊田町駅南口)


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