世界で初めて空を飛んだ男の話が、講談で聞ける!

河東一九郎

2006年04月16日 00:15

 戒名を「演誉清岳信士」という。
 磐田市見付の大見寺にその墓がある。
 天明5年(1785年)夏、岡山城下の空を飛んで所払いとなった幸吉は、その後移り住んだ駿府も追い出され、大和田友蔵親分に拾われて見付に住むことになった。
 92年の人生の約半分を見附で過ごし、一膳飯屋の親父として生涯を終えた。
 幸吉の思い描いた幾多の夢を、きっと見付の人たちにも語り伝えて言ったに違いない。
 
 どういう話か?
 それは、今月22日の見付寄席で聞いてほしい。
 講釈師・神田鯉風の創作講談『鳥人幸吉伝』地元磐田での初読みだ。

 一緒に出るのは、寄席の世界では先輩格で、磐田では既におなじみの落語家、三遊亭圓王師匠と、これもまた磐田出身の新星咄家・三笑亭可女次さん。
 「見付宿たのしい文化展」の初日に、大見寺で見付寄席がある。

 前売りは、磐田駅前の磐田観光案内所のほか、見付では、見附いっぷく処と高桑時計店さん。
 圓王師匠の地元中泉では久保町のホームタウンいわた、可女次さんの地元では、前野の上下屋さんが扱っている。
 お気軽なインターネットでの注文もできるので、ぜひこの機会をお見逃し無く!(お聞き逃しなく!)

 真打二人と有望新人と言われる前座が一人、合わせて3人の話が聞けて当日売り2000円のところ、前売りで1800円とは、安い!

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