見付宿場通を往く、朝鮮通信使
今年の遠州大名行列は、「朝鮮通信使」が通過する見付宿で、休憩時の接待状況を再現した、大名行列の護衛で進行する、朝鮮通信使の一行。
「私たちは、奴の前を歩いているので、奴の所作を見ることが出来なかった。来年は是非、他の形で参加し、ゆっくり楽しみたい。」(通信使の気持ちを代弁)
事実、着駕式を終えた後のバスの車中では、そのような言葉があったのだそうだ。
韓国の皆さんにもとても喜んでいただけたそうだ。
「通信使」とは、信を以って心と心を通じ合うという意味。静岡県朝鮮通信使400周年記念事業の皮切りの「
遠州大名行列」は、充分にその役目を果たせたと、私は実感する。
静岡県ではこの後、5月19・20日に静岡市での再現行列のほか、沼津、藤枝、富士、三島などで企画展、熱海の国際交流フェスタ、由比街道まつりなどが計画されている。
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